依頼前に知っておく探偵の選び方
「探偵に依頼しよう!」と考えていても、探偵へ馴染みがないので
・どこが良いのか
・どこが信頼できるのか
・判断基準が分からない
このようなの疑問があると思います。
本記事では、探偵選びに役立つポイントをお伝えしていきます。
この記事を読むための時間:4分
探偵選びのポイント
必須条件として
・公安委員会が発行する探偵業届出証明書があるか
探偵が業務を行う以上、探偵業届出証明書(営業許可証) は必須であり、これがないのに営業している探偵は無許可営業の探偵事務所です。
探偵業届出証明書には
・名称
・営業所の所在地
・届出番号
などが記載されており、届出番号は事業所を識別する番号となります。
探偵は他人の行動、バラされたくない秘密事、個人情報を業務として調べる訳ですから、トラブルを未然に防ぐ為にも、無許可営業の探偵事務所に依頼するのは絶対にお止めください。
ご相談前であれば
公安委員会への届出番号は、一般的に各探偵事務所(社)のホームページ上(会社概要のページなど)で確認できます。
対面相談や契約時に事務所へ行くことがあれば
探偵業届出証明書は、営業所(事務所)のお客様から見やすい場所に掲示しなければいけません。と探偵業法で定められています。
来所の際は、探偵業届出証明書があるか確認してみてください。
※ホームページ上に届出番号が掲載されていない若しくは事務所の見える位置に探偵業届出証明書が掲示されていない場合、探偵業届出証明書が交付されていない無許可営業の探偵事務所である危険性が非常に高く、要注意です。
安心できるチェックポイント
・事務所(営業所)の所在を確認する
対面相談や契約の際は、特別な事情が無い限り探偵事務所(社)へ出向いて「実態がある探偵なのか」を確認しましょう。
お客様の希望場所へ出張して相談や契約をしてくれるところもありますが、お客様が「事務所へ行けない」と言ってもいないのに事務所以外での対面相談や契約を勧めてくる探偵は要注意です。
↪事務所(社)へ来られると都合の悪い理由があるかもしれません
・固定電話があるか
探偵事務所(社)のホームページにフリーダイヤルや携帯電話しか電話番号の掲載が無いとしたら・・・
固定電話と違って、フリーダイヤルや携帯電話は市外局番が無い為、どこの地域の番号なのか分かりません。
お客様ご自身が住んでいる地域の探偵に電話したつもりでも、実際その電話は他府県の探偵に繋がっていて、想定外な移動費が見積りに含まれてしまったり、「依頼したのはA社なのに、調査するのはB社」なんてケースもあります。
初めから「近場の探偵」や「地元の探偵」に依頼するつもりなら、電話を掛ける必要もなかった無駄な時間になります。
事務所を構えていても固定電話を設置していない探偵も存在しますが
↪携帯電話の番号しか掲載されていない=事務所を構えていない恐れ
フリーダイヤルがあるという事は、どこかしらの固定電話と紐づいています。
↪フリーダイヤルがあるのに固定電話の記載がないのは少し不自然
・評判の良し悪し
・知り合いの声
滅多に探偵へ依頼した事を話してくれる人はいませんが、お知り合いなどが実際に依頼して、「あそこに依頼して良かった」や「あそこに依頼して後悔している」など生の声が聞けたら一番信頼性が高い情報です。
・インターネット上の口コミ
インターネット上の口コミも、サイトによっては一昔前とは違って「サクラ」や「自作自演」と思われる口コミは投稿できないように進化してきているので、今現在の全てが純粋な口コミとは言えませんが、参考程度に確認してみるのも良いです。
依頼内容によっては偽名やニックネームで口コミ投稿するなど、口コミ投稿をした本人が特定されないように工夫されていますが、口コミの内容が具体的であれば純粋なお客様が投稿している可能性が高いです。
・同業者からの評判
探偵業界は複数社へ見積りをする相見積もりや、依頼して望む結果が出なければ他社への乗り換えも多い業界です。
上記の理由から、お客様を通じて同業他社の情報や評判は自然と入ってくるものです。
1つ注意点があり、同業者同士の関係性にも関わる為、「何も教えてくれない」「本当の評判を教えてくれるとは限らない」恐れがあります。
1社から「あそこは評判良いですよ」「あそこは評判悪いですよ」と聞いても鵜呑みにはせず、複数社が同じような事を言っているのであれば、かなり信頼性の高い情報と判断できます。
↪評判を重視するなら多くの情報源から総合的に判断しましょう
まとめ
依頼する前に知っておくと役立つ、探偵の選び方を「必須条件」と、「安心できるチェックポイント」に分けて解説しました。
一生で1度頼むか頼まないか分からない探偵の依頼が後悔で終わらないよう、ご依頼の際は慎重に選んでいただけたらと思います。
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