探偵の調査報告書が裁判で有利になるワケ
調査結果をまとめた資料が「調査報告書」です。
調査報告書を読めば、調査した内容、状況が詳細に知る事ができます。
いったいなぜ探偵の調査報告書が裁判で有利になるのか解説します。
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写真、動画が豊富
探偵は、尾行や張り込みをして、調査対象者の行動を撮影します。
「調査対象者と浮気相手がホテルへ入りました」と調査報告書に記載していても、ホテルへ出入りする写真や動画がなければ、「探偵が嘘をついている」、「トイレを借りただけでホテルには5分も居なかったから肉体関係はなかった」と相手に言い訳や反論をされてしまいます。
なので、探偵は言い訳や反論ができないように写真や動画で証拠を集めます。
対象者の行動を一挙一動撮影ができれば、調査報告書が無くても写真や動画を見るだけで調査中の状況を全て把握できます。
浮気調査や素行調査のように、対象者の行動を調査する場合、1日の調査で100~300枚程度の写真を撮影し、厳選した写真を調査報告書に添付しています。
残念な事に、全ての探偵が裁判で使用出来るほどの調査報告書をお客様にお渡ししていない事も事実です。
調査報告書のサンプルがあれば、調査後に探偵からもらう調査報告書をイメージできます。
※撮影日時が不明だと、証拠としては不十分です。
写真、映像が鮮明
決定的の証拠場面を撮影出来たとしても、調査対象者や浮気相手の顔が認識できるほど鮮明でなければ意味がありません。
一般の方が使用しないような特殊なカメラを使用する事で、夜間や長距離でも鮮明な写真、動画を撮影しています。
撮影機材の性能はもちろんですが、画像編集ソフトなども活用し、より鮮明な写真を調査報告書に添付している探偵もいます。
要点を押さえている
探偵は「浮気調査」の調査報告書なら不貞行為の証拠場面、浮気相手の身元判明など、裁判や慰謝料請求に必要な要点を押さえます。
例え、ホテルに車が駐車している写真を撮影出来たとしても、その写真だけでは証拠にならないことを知っているので、調査対象者と浮気相手がホテルから出る場面をしっかり撮影し、決定的な証拠を押さえます。
調査対象者や浮気相手がホテルに入っている間にホテルの構造を把握し、ホテルから出てくる場面などで正面の顔がしっかり撮影できる位置で張り込むことで、探偵は「別人」、「私じゃない」という言い訳をさせない工夫をしています。
また、調査対象者が合鍵を使って浮気相手の家へ出入りしているなど、単に「異性の部屋へ出入りしている」より、「合鍵を使って異性の部屋へ出入りしている」方が両者の親密度や、関係が継続的である事を推認できる要素にもなるので、こういった要点も押さえます。
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