昔お世話になった恩人や、初恋の人、お金を貸したが行方が分からなくなってしまった知人など、連絡を取りたいけれど連絡先や所在地が分からず悩む人は少なくありません。自分で探してみてもなかなか見つからない時は、探偵に人探しを依頼することで、相手を見つけられる可能性が高まります。

しかし、プロの探偵でも必ず探し人を見つけられるわけではないため、依頼の際に成功率が気になる人は多いでしょう。そこで本記事は探偵による人探し調査の成功率について、平均値と高める方法を解説します。

この記事を読むための時間：3分

探偵による人探し調査の成功率

探偵や興信所による人探し調査の成功率は70～90%程度です。成功率は対象者に関する情報量と内容で大きく左右されます。例えば、数日前に行方不明となった家族であれば、本名や特徴が分かっているので、調査が比較的容易です。また、人が1日に移動できる範囲は限られており、捜索の範囲を絞ることができるので、対象者の行方が分からなくなってから依頼までが早いほど成功率は高まります。

一方、何十年も前に別れて以来、会っていない知人を探して欲しいというようなケースでは、情報量が少なく古いため、成功率は高くありません。また、対象者が依頼者にお金を借りたまま行方をくらましているという、対象者が意図的に身を隠している場合も見つけにくくなります。

しかし、人探しは素人が行うよりもノウハウや経験、独自のネットワークを持つ探偵が行った方が成功率は大きく上がるので、自力で探すのは難しいと判断した場合は探偵への依頼をおすすめします。

成功率100%を謳う探偵事務所は避けるべき

人探しを依頼する際、できるだけ成功率が高い事務所を選ぶのは当然と言えるでしょう。しかし、成功率100%を謳う事務所は避けるべきです。なぜなら、最も情報を持っている警察でも、行方不明者を必ず見つけられるわけではないからです。100%やそれに近い数値の成功率を掲げる事務所は、以下のような事情がある可能性が高いです。

• 成功率が低い依頼は断っている
• 調査期限を決めず、対象者が見つからない場合は「調査中」扱いにしている
• 対象者が見つからなかった場合、死亡したことにする

このように成功率の数値だけで判断すると、満足のいく結果を得られない可能性があります。事務所を選ぶ際は実績や口コミなども確認して、きちんと調査してくれるかも見極めるようにしましょう。

人探しの成功率を高めるポイント

人探し調査の成功率を高めるポイントは以下の2つです。

• 調査依頼は早めにする
• 事前に対象人物の情報を用意しておく

調査依頼は早めにする

人探しの成功率は時間が経過するほど低くなります。なぜなら、依頼者や目撃者、関係者の記憶は時間が経つにつれて曖昧になっていくからです。重要な手がかりとなる情報も、忘れてしまっては調査に活かせません。また、対象者が行動した痕跡も時間と共に消えてしまう場合があります。

そのため、人探しの成功率を高めるためには、対象者の行方が分からなくなってから、できるだけ早く依頼することが大切なのです。

事前に対象人物の情報を用意しておく

先述したように、人探し調査の成功率には対象者の情報の量と内容が大きく関わっています。情報は多いほど成功率が高まるので、できる限り情報を集めましょう。

例えば対象者が興味を持っていたものなど、一見すると有力ではない情報でも、意外なところから発見につながる可能性があります。そのため、どんなに些細な情報も漏らさず依頼の際に伝えるようにしましょう。

人探しは自分で行うより成功率の高い探偵に依頼しよう

探偵による人探しの成功率は70～90%と言われています。自分で探そうとしても相手が見つからない場合は、探偵への依頼をおすすめします。人探し調査の成功率は、対象者の行方が分からなくなってから時間が経つほど下がってしまうので、依頼を考えている場合は早めの決断が重要です。また、依頼の際は成功率を高めるために、事前に対象人物の情報をできる限り集めておきましょう。