探偵の調査と聞くと、まず第一に浮気調査の事が頭に浮かぶ方が多いと思います。

探偵調査には広い意味でご依頼者様の利益を守る事につながる様々なサービスがありますが、サービスがある事自体を知らないという理由だけで、活用できないのは非常にもったいないと思います。

今回は幅広い調査に活用できる素行調査について解説します。

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素行とは？

素行とは、「平素の行い」、「ふだんの品行」の事を指します。

つまり、素行調査とは、ふだんの品行を調査するという事になるのですが、いわば表には見せない裏の顔を暴くという意味にもなります。

恋愛関係における裏の顔を暴く浮気調査も、広くは素行調査に含まれますが、探偵はあえて調査目的を区別するために浮気調査と素行調査を分けて考えています。

素行調査ではこんな事ができます

従業員：私生活に関する素行調査

近年では、「パワハラ」という言葉が浸透したこともあってか、精神疾患、精神障害を理由に労災認定され、実際の私生活はどうなのか？

虚偽の申告で傷病手当金を悪用し、遊び呆けていないか？

というご相談も増えております。

従業員：業務中に関する素行調査

営業職であれば、単独で営業先回りをしたりすることは日常茶飯事です。

常に上司や同僚の目がなければ、「サボっているのでは？」と頭をよぎることもあるかと思います。

疑いの段階での話し合いをしてしまうと、単に従業員のモチベーションを低下させてしまうだけなので、避けた方が無難です。

会社側は従業員を簡単に減給やクビにはできないので、それ相応の証拠も必要になってきます。

結婚前調査：本人からの依頼

これから共に人生を歩んでいく相手に、違和感や不安を抱えたまま結婚しても、安心して新婚生活を送ることはできません。

また、結婚後に男性が本性を表して、DVやギャンブル依存などで生活が無茶苦茶になってしまったら、簡単には取り返しがつかない事態になってしまいます。

誰もが恋人の前では良い顔をするものです。

結婚前調査として、パートナーの素行調査を行うことで、酒癖、ギャンブル癖、浪費癖、パートナーには見せない普段の品行、異性との交友関係などを調査することができます。

把握していない異性との交友関係があれば、結婚前にクリアにしておく事もできますし、結婚して幸せになれる相手かどうかを確認する意味でも活用いただけます。

結婚前調査：親からの依頼

テレビドラマ等で、家柄の良い家庭で、親が娘の婚約者や恋人の身辺調査を行うといったシーンを見たことがある方もいると思います。

家柄を気にして調査する、というケースはあまり多くありませんが、それ以外にも会社経営や家業がある家であれば、跡継ぎにも関わってくるため、やはり娘の結婚相手のことは非常に重要です。

結婚前調査は本人だけでなく、親御様からご依頼頂くことも可能ですので、万が一のリスクを防ぎ、安心材料を得る意味でも、素行調査を活用いただければと思います。

子どもの素行調査

最近、子どもの様子がおかしい。

そう感じると、いじめにあっている可能性、不登校になるリスク、非行に走る可能性など、様々な不安が頭に浮かび、親としては気が気でないです。

ですが、直接はなかなか聞けない。

そういう時はお子さまに対する素行調査を行うことで、状況を把握することができます。

親に見せようとしない、子どものプライベートを暴こうとする事に抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますが、お子さまを守るためでもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

ビジネスパートナーに関する調査

経営者の方や、個人事業の方は、一般の人よりも交友関係が広くなるのが通常ですが、その中でビジネスパートナーの話や、共同ビジネス、ビジネスへの投資話など様々な話が舞い込むものです。

ただ、知り合って間もない人からビジネス話を持ちかけられても、簡単には信用しきれません。

大きなお金が絡むことにもなりますので、先々のリスクも考える必要があります。

そこで、ビジネスパートナーの候補に対して素行調査を行うことで、信頼に足り得る人物かを確認することができます。

まとめ

素行調査は、これから関係性を築いていきたい相手と安心して付き合っていくため、関係性のある相手への不安を取り去り、より強い関係を作っていくために活用できる調査項目です。

後ろ向きなものではなく、前向きな調査として捉え、気軽に活用していただければと思います。